寒ーい冬の定番野菜である「かぼちゃ」がどれくらい栄養価があるのか野菜の辞典で調べてみたら、食物繊維や疲労回復に効果のあるビタミン、それと体内でビタミンAに代わるβカロテンを豊富に含んでいるそうです。ビタミンAは粘膜や皮膚の抵抗力を高めてくれるとのこと。身近にある野菜ですがそう考えると凄い野菜ですよね。
特に皮の部分には沢山の食物繊維が含まれていて腸内環境を整えてくれるんだそうです。そこでメゾン モンマルトルではこの皮の部分も入ったかぼちゃのプリンをどうしても作りたくて試作に試作を重ね、ようやく現在のやり方に到達しました。少しだけ紹介しますね。
まずかぼちゃをまるごと洗った後、切り分けて専用の蒸し器にいれて柔らかくなるまで蒸します。
蒸し上がった後、専用の冷却機で急速に熱を取ります。急速に冷やすことで素材の美味しさや本来の水分を閉じ込めます。(詳しくは2018年11月22日のブログ店主のつぶやき:出来る様になった事で何が良いの?~その1をご参照下さい。)その後、特別なフードプロセッサーで皮ごとペーストにします。
かぼちゃの皮が口の中で違和感を感じない位まで細かく粉砕します。その後、温めた牛乳と自家製のかぼちゃペーストを合わせ、卵、砂糖、香り付けで少々のブランデーを加え丁寧に裏ごします。
オーブンで焼き上げた後、熱いまま先ほどと同様の専用の冷却機で急速に熱を取ります。
美味しそうに焼き上がりました!かぼちゃの皮が散らばっているのがわかりますね。
生クリームを絞り、キャラメルソースを「ぐるぐる」とかけます。あっ、「ぐるぐる」と声を出しながら仕上げているわけではありません。
実はこのキャラメルのほろ苦さが全体のアクセントになり、さらにかぼちゃの味わいを引き立てています。
可愛いビスキュイを飾って完成!
やさしい味わいながら、栄養価も高く、かぼちゃの風味が冴えわたるプリンになりました。是非、皆さん自身でその味わいをお確かめ下さい。
因みに店主のおすすめの食べ方は・・・メゾン モンマルトルのカフェスペースで冬のお庭の楓を眺めながら温か~い紅茶(アール・グレイorジャスミン)と一緒にかぼちゃのプリンを味わう・・・です。良かったらお試しくださいね。